大須観音の見どころは?活気あふれる商店街にあるお寺

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大須商店街での散策を楽しむ前に、ぜひ立ち寄ってほしいのが、名古屋のパワースポットの1つ大須観音。にぎやかな商店街にあるお寺です。日本三大観音の1つとして数えられていますよ。

『大須観音』は通称で、正式名称を『北野山真福寺宝生院(きたのさんしんぷくじほうしょういん)』と言います。

この記事では、大須観音のご利益や見どころ、御朱印情報を紹介します。ぜひお出かけの参考にしてくださいね。

大須観音のご利益

大須観音(真福寺)は、天満宮の流れを汲んでいるお寺です。天満宮は菅原道真公をご祭神としている神社ですので、学問の神様のご利益がいただけます。

ご本尊には、聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)が祀られており、下記のようなご利益があります。

大須観音のご利益

  • 家内安全
  • 商売繫盛
  • 厄除
  • 学業成就
  • 合格祈願

また、大須観音の東側には、扇塚があります。これは、舞踏などに使う扇を奉る塚です。そして、芸道上達をお祈りする場所でもあります。

11月には「扇供養祭」がとり行われていますよ。

大須観音の歴史をかんたんに

大須観音はもともと、岐阜県羽島市大須にあったお寺です。元亨4年(1324年)に後醍醐天皇は長岡庄に北野天満宮を建てました。この別当寺として能信上人(のうしんしょうにん)が創建したのが始まりです。

大須観音が名古屋に移転したのは慶長17年(1612年)のことです。徳川家康の命令によります。

明治25年(1892年)には、大火災が発生し、本堂・五重塔・仁王門が焼失しました。本堂・仁王門は再建されるものの、昭和20年(1945年)の名古屋大空襲で再び焼失してしまいます。

戦後、鉄筋コンクリート造の本殿と仁王門が再建されました。

大須観音の御朱印

大須観音の御朱印は本堂と寺務所でいただくことができます。寺務所の場所は少しわかりずらいのですが、本堂左側の通路を奥に入っていった場所にあります。

受付時間は、本堂が6:00~19:00、寺務所が9:00~17:00です。

大須観音でいただける御朱印

  1. 大悲殿の御朱印(本殿)
  2. 弘法大師の御朱印
  3. 不動尊の御朱印
  4. 布袋尊の御朱印

御朱印料は1体300円です。

オリジナルの御朱印帳もありましたよ。ご本堂と仁王門が描かれています。

価格は1,500円でした。

大須観音の見どころ①ご本堂(大悲殿)

出典:筆者

大須のシンボルとなっている大須観音のご本堂(大悲殿)。朱塗りで立派な建物です。聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)がお祀りされています。

大悲殿の「大悲」は観音菩薩さまをさしています。つまり「大悲殿」は観音菩薩さまが安置されている建物のことなんです。

ご本堂は過去に2度焼失しており、3代目です。昭和45年に建て直されたものなんですよ。

特別行事がある日以外は、毎日9:00と15:00の2回お護摩祈祷(おごまきとう)が行われます。お護摩祈祷は、お護摩という人間の煩悩を表す特別な薪を燃やし、願い事が成就するよう祈願するものです。

申込みをすることで誰でも祈祷していただけます。厄除け、家内安全、商売繁盛など、「大須観音のご利益」で紹介したような内容をお願いしてみてください。

お護摩祈祷の御祈祷料
3,000円・5,000円・10,000円・30,000円以上

大須観音の見どころ②仁王門

出典:筆者

南側の入り口は、仁王門です。左右には仁王像が安置されています。悪いものから守ってくれる神様ですよ。

向かって右側が「阿形(あぎょう)」、左側が「吽形(うんぎょう)」です。阿形は口を開き、左を広げています。逆に吽形は、口を閉じて右手を広げています。

どちらもぎょろっと見開いた目、つりあがった眉に迫力を感じます。鍛えあげられた筋肉も素晴らしいですよ!

大須観音の見どころ③鐘楼堂

出典:筆者

仁王門から入って右手側にある建物です。こちらの鐘は昭和41年(1966年)に地元婦人会が納めたものです。

『華精の鐘(かせいのかね)』や『女人梵鐘(にょにんぼんしょう)』と呼ばれています。この鐘は毎朝6:00に上品で優雅な音を響かせます。

高さ2m、重さ1,500kg、直径1mの大きさがあり、鐘の音は2分間も続くんだそうですよ!

大須観音の見どころ④普門殿

出典:筆者

普門殿は、十二支・干支の守り本尊をお祀りしているお堂です。本堂の左側にある建物です。

守り本尊は、生まれてから死ぬまで、その人の一生を守り続けてくれる仏さまのことです。生まれた年の干支で決まっていますよ。自分の干支を探してお参りしましょう。

こちらでは干支のお守りを授かることができます。

干支守り本尊干支守り本尊
千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)勢至菩薩(せいしぼさつ)
丑・寅虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)未・申大日如来(だいにちにょらい)
文殊菩薩(もんじゅぼさつ)不動明王(ふどうみょうおう)
辰・巳普賢菩薩(ふげんぼさつ)戌・亥阿弥陀如来(あみだにょらい
干支の守り本尊一覧

大須観音の基本情報・アクセス

所在地名古屋市中区大須2-21-47
TEL052-231-6525
営業時間【本堂】6:00~19:00 【寺務所】9:00~17:00
駐車場なし※近隣にコインパーキングがあります
アクセス地下鉄鶴舞線「大須観音駅」2番出口から徒歩3分
公式サイト大須観音

大須観音の見どころ まとめ

名古屋市中区大須にある大須観音を紹介しました。にぎやかな商店街にあるお寺で、日々多くの参拝者が訪れています。

それでは大須観音の見どころについてまとめますね。

大須観音の見どころ

  • 大悲殿(ご本堂)…観音菩薩さまにお参りしましょう
  • 仁王門…『阿形』『吽形』の迫力ある表情と鍛えあげられた筋肉に圧倒されますよ!
  • 鐘楼堂…2分間も続く鐘の音聞いてみたいですね
  • 普門殿…生まれてから死ぬまでお守りしてくれる仏さまにお参りしましょう

大須商店街には、万松寺というお寺もあります。大須観音から徒歩7分ほどの場所です。織田信長や徳川家康などとゆかりのあるお寺ですよ。

ぜひ、そちらも合わせて立ち寄ってみてくださいね。

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