華やかな空間でちょっと豪華な気分を味わってみませんか?
高級住宅街として有名な白壁地区に建つ「文化のみち二葉館」。モダンで美しい外観でひと際目立つ建物です。
この記事では、文化のみち二葉館の見どころやおすすめフォトスポットを紹介しますよ。アクセスや駐車場についてもお伝えします。
ぜひお出かけの参考にしてくださいね。
文化のみち二葉館って?
文化のみち二葉館は、大正から昭和初期にかけて、日本初の女優である川上貞奴(かわかみ さだやっこ)と電力王と称された福沢桃介(ふくざわ ももすけ)が暮らしていた住宅を移築・復元したものです。
昭和9年に建てられたこのお屋敷は、もともと東二葉町にあり、その豪華さから「二葉御殿」と呼ばれたいたこともありました。当時の財界人や文化人が集まるサロンとして使われていたこともあります。
現在、文化のみち二葉館は、橦木町にあります。平成12年2月に入ってから5年の歳月をかけ、移築・復元が行われました。そして、平成17年2月に「文化のみち二葉館」として再生しました。
オレンジ色の屋根と美しい外観が目を引きます
館内の様子
館内の展示室には、川上貞奴と福沢桃介に関する資料や郷土ゆかりの文学に関する資料が展示されています。
1階の和室は建設当初のままです。貞奴や桃介が生活していた当時の生活風景を再現しています。
貞奴の愛用の品の展示もあり、当時の暮らしを垣間見ることができますよ。
文化のみち二葉館のおすすめフォトスポット&見どころ
二葉館は、外国のお城を思い浮かべるような洋風な雰囲気と、日本家屋の和風の雰囲気を持ちあわせた和洋折衷のお屋敷。
ここからは、おすすめフォトスポットと見どころを紹介します。
ステンドグラス
1階大広間に入ってすぐに目を惹くステンドグラス。庭に面した扉です。ほとんどが創建当時のステンドグラスを使用しています。
彩り豊かで細やかなデザインが美しく、写真映え間違えなし!このステンドグラスは、大広間西側にあるので、お昼から夕方の時間帯だとうまく光を取り入れることができますよ。
ステンドグラスはいくつかあるのですが、すべて福沢桃介の義弟である杉浦非水(すぎうら ひすい)によって描かれた原画をもとに作られました。
杉浦非水は、日本のグラフィックデザイナーの先駆けとして知られている人物ですよ。
右側のピンクの花の部分はもともと当時の写真を元に再現されたレプリカでしたが、平成26年に市内で発見され約80年の時を経て二葉館に戻ってきたそうです。
二葉館でいただけるパンフレットの表紙はレプリカだったころのもの。ぜひ見比べてみてくださいね。
らせん階段
1階大広間から2階につづくらせん階段。
曲線が美しく、赤いカーペットが贅沢で華やかさを感じさせます。下からでも上からでも映える写真を撮ることができますよ!
舞台衣装
貞奴に関する資料の展示がされていますが、注目は舞台衣装。文化のみち二葉館には、唯一現存する舞台衣装である花魁(おいらん)の内掛けのレプリカが展示されています。
上品できらびやかな刺繍が印象的です。
そして、一緒に展示されているのが小道具の薙刀(なぎなた)です。「深山の美人」という演目で使用されました。
舞台衣装の右側にあるのは、スイス人画家によって描かれた貞奴のポスターです。1900年のパリ万博の貞奴の公演を宣伝するものです。
貞奴の残した品々
1階展示室には、貞奴の愛用していた品々が展示されています。
当時の暮らしを垣間見ることができる貴重な展示ばかりです。写真右上のふすまの奥は、二畳の小さな書斎となっています。
文化のみち二葉館の基本情報・アクセス
所在地 | 名古屋市東区橦木町3-23 |
TEL/FAX | 052-936-3836 |
sada@actio.co.jp | |
開館時間 | 10:00~17:00(貸室は18:30まで使用可) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は直後の平日) |
入場料 | 大人200円(団体160円/20名以上) 定期観覧券 大人800円 文化のみち橦木館共通観覧券320円 中学生以下は無料 |
駐車場 | あり(10台)※1回300円(30分以内は無料) |
アクセス | 地下鉄桜通線「高岳駅」2番出口から徒歩10分 名鉄瀬戸線「尼ケ坂駅」から徒歩12分 市バス「飯田町」から徒歩2分 なごや観光ルートバス メーグル「文化のみち二葉館」下車 |
公式サイト | 文化のみち二葉館 |
高岳駅から向かう方へ
高岳駅2番出口を出たらそのまままっすぐ進みます。1つ目の角を左折。そのまままっすぐ進むとオレンジ屋根の建物が見えてきますよ。
まとめ
名古屋市東区にある文化のみち二葉館(名古屋市旧川上貞奴邸)を紹介しました。
舞台セットのような大正ロマンのかおり漂うすてき空間です。
斬新で豪華なこの館には、創建当時も多くの人が訪れたと言います。そして、100年以上の時を経た今でも、さまざまな人が訪れる場所となっています。
大正時代に思いをはせながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
- ステンドグラス
- らせん階段
見どころ
- 舞台衣装
- 貞奴愛用の品々
二葉館の近くには、大正ロマンを感じることができる建物が他にもありますよ。あわせて訪れてみてくださいね。
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