八事山興正寺|木製五重塔に平成大仏!300年の歴史を感じに訪れる

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名古屋市昭和区にある八事山興正寺。真言宗の寺院です。

300年以上の歴史があり、毎月開かれる縁日には、地元の人たちを中心に多くの参拝客が訪れます。

にぎわいをみせる縁日の日に、そっと静かな平日に300年の歴史を感じに八事山興正寺に訪れてみませんか。

この記事では、八事山興正寺のご利益や御朱印、境内の様子を紹介します。アクセスや駐車場についてもお伝えしますよ。

ぜひお出かけの参考にしてくださいね。

八事山興正寺のご利益

  • 諸願成就

八事山興正寺のご本尊は、大日如来(だいにちにょらい)。大日如来は、密教(およそ1,300年前にインドで生まれた仏教の1つ)の最高位にいる仏様です。

密教の教えでは、すべての仏様は大日如来の化身であり、すべての生き物は大日如来から生まれたとされています。つまり、すべての根源となっているのが大日如来なんですね。

そこで、さまざまな願い事が叶うという「諸願成就」というご利益となっています。

大日如来は、何でも叶えてくれるオールマイティな仏様

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八事山興正寺の歴史をかんたんに

出典:筆者

貞享5年(1688年)創建。天瑞圓照和尚(てんずいえんしょうおしょう)により建立されました。尾張藩二代目藩主・徳川光友が信仰して以来、尾張徳川家の祈願所として知られるようになります。

境内は西山普門院(にしやまふもんいん)と東山遍照院(ひがしやまへんじょいん)に分かれ、かつて東山は女人禁制の修行の場でした。

文化5年(1808年)興正寺のシンボル的存在となっている五重塔が建立されます。五重塔建立により、藩主の寺から民衆に開かれた寺に変化をしていきました。

八事山興正寺の御朱印

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御朱印は納経所に授与していただけます。西山本堂に向かう途中、左手側にありますよ。受付時間は8:00~17:00です。

八事山興正寺の御朱印

  • 大日如来
  • 西法佛
  • 正観世音菩薩
  • 寿老人
  • 不動明王
  • 釋迦牟尼大仏

御朱印帳は金色・紫・花むすびの3種類。お守りやお札などの授与品は公式サイトをご覧くださいね。

境内の見どころ9選

見どころ①西山本堂

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西山本堂です。寛延3年(1750年)西山阿弥陀堂(にしやまあみだどう)として建てられました。

ご本尊の阿弥陀如来(あみだにょらい)をはじめ、弘法大師、不動明王、寿老人、大隋求明王(だいずいぐみょうおう)などが祀られています。

健康長寿と安産の仏さまで「ぽっくりさん」と親しまれる大隋求明王は、お参りすれば「苦しまずに逝くことできる」などの口コミが広がっています。

見どころ②縁結びの木

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縁結びの木(写真左)は樹齢200年以上という古木。左右の枝が手を取り合っているかのようにつながっています。

この木のすぐ下にある「なで石」に願いをかけ、三度なでると相手の心に通じてご縁をいただくことができるそうですよ。

見どころ③西山・観音堂

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尾張徳川家第二代藩主・徳川光友が寄進した正観世音菩薩(秘仏)が本尊として安置されている観音堂です。

脇に立つ三十三観音は天瑞圓照和尚(てんずいえんしょうおしょう)が作られたそうです。

見どころ④鐘楼

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観音堂の脇にある鐘楼です。誰でも自由に鐘をつくことができます。

「鐘は静かに心からついてください」とありました

心落ち着かせ、ついてみてはいかがでしょうか

見どころ⑤五重塔・釈迦牟尼大仏

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五重塔は八事山興正寺のシンボル的存在です。高さは26m!1808年に建てられた木造の塔で、国の重要文化財に指定(1982年)されています。

この五重塔は塔自体をご本尊と見立て、中心柱に大日如来、その四方に四仏(秘仏)が安置されています。

五重塔の前に鎮座する釈迦牟尼(しゃかむに)大仏は、平成26年(2014年)に奉安されました。高さ7.1m、重さ約6tもの大きさがあります。

五重塔、釈迦牟尼大仏ともにその大きさに圧倒されました

大仏に目が行きがちですが、五重塔も必見です

愛知県内に現存する唯一の木製五重塔ですので、一見の価値ありですよ!

見どころ⑥エスカレーター

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境内にエスカレーターが!全体的に古い建物が並ぶ中で、このような近代的なものがあると違和感を感じつつも落ち着きます。

敷地が広くて歩き回るうえに、起伏があるのでありがたいですね。

このエレベーターは、東山にある能満堂や墓地、圓照堂へと続いています。

能満堂

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能満堂(のうまんどう)です。享保2年(1717年)に建立されました。

ご本尊の虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ/秘仏)は、天瑞圓照和尚(てんずいえんしょうおしょう)が自ら刻んだものとされています。「智慧(ちえ)の仏」と言われ、合格祈願や七五三に参拝されます。

大日堂

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大日堂です。八事山の最も高いところにあります。

高さ3.3mの大日如来(だいにちにょらい)坐像が総本尊として安置されています。この大日如来像は、元禄10年(1697年)尾張徳川家二代藩主光友公が母の供養のために鋳造させたものです。

こちらの大日如来坐像は「名古屋三大仏」の1つとなっています。普段は格子戸が閉まっていますが、格子戸の間から見ることができますよ。

かつてこの場所からは、熱田の森や名古屋の港が一望できたと言われています。現在は、木々に囲まれていて遠くまで見ることはできませんでした。

不動護摩堂

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不動護摩堂です。創建時に建立されたもっとも古いお堂の一つ。

不動明王と毘沙門天をお祀りしています。お堂の前にも不動明王がいらっしゃいますね。

興正寺マルシェ

毎月21日(10:00~15:00)にはマルシェが開催されます。

興正寺の入り口から本堂までの参道に約50のショップが並びます。アクセサリー・インテリア・旬の食材や地域の特産物…

毎回、近所に住む方々を中心に約1,000人もの人々が訪れにぎわうイベントとなっていますよ。各ショップのこだわり商品をぜひ手に取ってみてくださいね!

詳細や開催についての情報は興正寺マルシェの公式サイトをご覧ください。

八事山興正寺の基本情報・アクセス

出典:筆者
所在地名古屋市昭和区八事本町78
TEL052-832-2801
開所時間
(納経所)
8:00~17:00
駐車場あり(約250台)※詳しくはパーキングナビをご覧ください
アクセス地下鉄名城線「八事駅」1番出口から徒歩3分
公式サイト八事山興正寺
方向音痴
方向音痴

八事駅から向かう方へ

1番出口を出たら右折。そのままひたすらまっすぐです。

まとめ

名古屋市昭和区にある八事山興正寺を紹介しました。

30万㎡の広さがある境内は、西山と東山にわかれ、いくつもの建物が点在しています。じっくり全部を回ろうとする場合は、1時間30分くらいはみておいた方がいいと思います。

公式サイトでは、おすすめ参拝ルートが3つ紹介されていました。そちらもぜひ参考にしてくださいね。

最後に「なごや七福神めぐり」について紹介します。名古屋市にある7つのお寺を七福神の札所として定めた霊場会が「なごや七福神めぐり」です。

興正寺もその1つとなっており、寿老人が祀られています。詳しくは下記の記事をご覧くださいね。

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