辯才天(べんざいてん)をお祀りする辯天寺(べんてんじ)。名古屋市港区にある真言宗智山派の寺院です。
隣には池があり、すぐそばに庄内川が流れ、水に囲まれた場所にあります。
この記事では、辯天寺のご利益や境内の様子を紹介します。ぜひお出かけの参考にしてくださいね。
辯天寺のご利益
- 芸事上達
- 金運
- 縁結び
辯天寺のご本尊は辯才天(べんざいてん)です。辯材天はもともとは、ヒンドゥー教のサラスヴァティという神様が仏教に取り入れられたもの。サラスヴァティは川の女神なので、辯才天は水の神様として信仰されています。
辯才天の「才」は「才能」を意味し、才能の女神でもあります。また「才」は「財」に置き換えられることもあり、富をもたらす女神としても信仰されていますよ。
美しい水の神様ということから日本の市杵島姫命(いちきしまひめ)と同一視されるようになりました。市杵島姫命は縁結びの神様でもあるので、辯才天も縁結びというご利益を持つようになったと言われていますよ。
辯天寺の歴史をかんたんに
1925年(大正14年)に宝厳寺(ほうごんじ)の名古屋別院として建立されました。宝厳寺は滋賀県琵琶湖北部に浮かぶ竹生島(ちくぶしま)にあるお寺です。
ご本尊の辯才天(べんざいてん)は、彦根城主・井伊直弼(いいなおすけ)が好んだとされており、彦根城の天守閣にも安置されていたそうです。
辯天寺の御朱印
参道左の納経所でいただけます。納経所の受付時間は9:00~16:00です。お昼の時間帯(12:00~12:30頃)は、休憩時間のようなので避けたほうが良さそうです。
- ご本尊・大辯材天女
- 開運大師(名古屋三弘法)
- 開運大使(名古屋二十一大師 第十二番霊場)
- 辯才天(なごや七福神)
辯天寺の境内
入り口には立派な石。
「竹生島名古屋別院」とありますね。それから「名古屋二十一大師第十二番霊場」と「なごや七福神辯才天霊場」の文字が見えます。
この手前には「名古屋三弘法第二番開運弘法大使」を記す石柱もありましたよ。
なごや七福神めぐりについては、別の記事で紹介していますのでぜひご覧ください。
七福神。
上段真ん中が辯才天ですね。琵琶を弾いているのでしょうか。
修行大師。
こちらの弘法大師は、目がクリっとしていました。
重軽地蔵様。
本堂の前にあります。お地蔵様を持ち上げることにドキドキしてしまいました。
如意宝珠(にょいほうじゅ)。思い通りに宝を出すと言われる珠のことです。あらゆる願い事を叶えてくれます。宝や衣服、食べ物などを出すだけでなく、病気や苦悩をいやしてくれるという不思議な珠なんですよ。
この如意宝珠ですが、屋根の上にも同じ形のものが乗っていました。
下にある如意宝珠は、かつて屋根の上にあったものかもしれませんね。上を見上げるだけではわからない大きさを実感できますよ。
辯天寺の基本情報・アクセス
所在地 | 名古屋市港区多加良浦町4-278 |
TEL | 052-381-2306 |
納経所受付時間 | 9:00~16:00 |
駐車場 | あり(約15台/無料) 辯天寺の南側に5台ほど、隣の惟信第一公園の南側に10台ほど |
アクセス | 市バス「弁天裏」バス停から徒歩5分 |
名古屋駅から向かう方へ
地下鉄東山線「名古屋駅」から「高畑駅」へ
高畑駅4番出口から出てバス停4番乗り場から「幹高畑1系統」または「幹高畑12系統」に乗車(名古屋市交通局市バス時刻表はこちら)「弁天裏」で下車
弁天裏バス停からバス進行方向に進んで、1つ目の交差点(弁天裏)で右折、Y字路まで直進
Y字路を左に進んで1つ目の十字路(右側に公園があるところ)を右折
そのまま直進すると到着します
まとめ
名古屋市港区にある辯天寺を紹介しました。コンパクトな境内なので、参拝はあっという間に終わりました。
ご本堂の中でもお参りできます。本堂内は撮影は禁止でしたので、お見せ出来ないのが残念です。ぜひあなたの目でご覧くださいね!見ごたえりましたよ。
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