豊臣秀吉公ゆかりのお寺・常泉寺。
豊臣秀吉が生まれた際に、産湯として使われたという井戸は、パワースポットとして知られています。
この記事では、常泉寺の御首題(御朱印)やパワースポットとなっている井戸、アクセスや駐車場について紹介します。
ぜひ、お出かけの参考にしてくださいね。
常泉寺の歴史
名古屋市中村区にある常泉寺。日蓮宗のお寺で、豊臣秀吉生誕の地として有名です。
慶長11年(1606年)、加藤清正が豊国大明神廟堂(とよくにだいみょうじんびょうどう)として創建しました。つまり、豊臣秀吉の霊を祀る場所ですね。
ご神体は、豊太閤の肖像(肖像束帯唐冠像/しょうぞうそくたいとうかんむりぞう)で、もともと大阪城にあったものを加藤清正が譲り受けたもの。
元和元年(1615年)、廟堂から出火し、ほとんどの建物は焼失してしまいます。しかし、豊太閤の肖像は、事なきを得て、現在もご本堂に奉られています。
常泉寺のお隣にある中村公園内にも「豊臣秀吉生誕の地」という石碑があります
秀吉は百姓の子として、尾張中村で生まれたということはわかっていますが、詳細な場所まではわかっていないんですね
この周辺というざっくりした「生誕の地」なんでしょうね
常泉寺の御首題(御朱印)
御首題は、本堂右手側にある寺務所でいただくことができます。(常泉寺は日蓮宗のお寺なので、御朱印ではなく、御首題といいます)
御首題の受付時間は、開門時間と同じ9:00~17:00です。ご住職が御不在の場合もありますが、書置も用意されていますよ。
常泉寺でいただける御首題
- 通常の御首題
- 毎月18日(秀吉の月命日)限定御首題
- 黒台紙×金文字
- 見開き よこ
- 見開き たて
開運のパワースポット『豊臣秀吉公・産湯の井戸』
山門の先を進むと、左側に手水舎があります。この手水舎の古井戸は、豊臣秀吉公が生まれた際、産湯として使われたと伝えらえられています。そのため、開運のパワースポットと言われています。
この井戸は当時、このあたりで唯一清水がわき出る井戸であったので、常泉と呼ばれていました。
秀吉公の命令により、このお寺を創建した際に「常に清泉わき出る」ということから「常泉寺」と名付けられたそうですよ。
昭和40年代には、地下水が変動し、井戸が枯れてしまったそうですが、平成に代わる際に再現を試みたところ、無事に元に戻ったそうです
手水舎のすぐ隣には、豊臣秀吉の銅像があります。もともとは豊臣秀吉没・300年記念事業として明治31年(1898年)に建立されました。
しかし、昭和19年(1944年)には、戦争による金属強制徴収で台座だけになってしまいます。その後、昭和62年(1987年)に秀吉像が再建されます。
台座だけになってしまった姿を見た人たちによって再建されたそうです
秀吉公は地元の方々に愛されていますね
結びの輪
ご本堂の手前にある「むすびの輪」。「むすびの輪」と書いてある上と下に輪があり、ビニールテープがそれぞれ貼られています。これを使って、願いの行方を占います。
むすびの輪で願いの行方を占う
- 本堂でお祈り
- 願いを込めて下の輪(自分の想い)、次に上の輪(御仏の意思)を回す
- 同じ色がぴったりと合えば願いが叶う、2つまでのズレはあと一息、3つ以上のズレは努力が必要
あまり力強く回すと、指を挟む危険がありますので、気をつけてくださいね。また、なめらかに回るわけではないので、優しく回しましょう。
下の輪のビニールテープがはがれかけているのが気になりますね…
ちなみに筆者は(力加減して)ぴったりと合いましたよ!
常泉寺の基本情報・アクセス
所在地 | 名古屋市中村区中村町木下屋敷47 |
TEL | 052-412-3467 |
webmaster@jousenji.or.jp | |
開門時間 | 9:00~17:00 |
駐車場 | あり(無料/数台)※境内に乗り入れ可 |
アクセス | 地下鉄東山線「中村公園駅」3番出口から徒歩10分 地下鉄東山線「中村日赤駅」1番出口から徒歩10分 |
公式サイト | 日蓮宗 太閤山 常泉寺 |
まとめ
豊臣秀吉の生誕の地と伝わる「常泉寺」を紹介しました。
それほど大きくない境内ですが、豊臣秀吉があふれるお寺。秀吉が好きなひょうたんが各所にちりばめられていたのも印象的でした。
豊臣秀吉ゆかりの地で、ぜひたくさんのパワーをいただいてみませんか。
常泉寺のお隣(西側)には、豊臣秀吉をお祀りした豊国神社もありますので、ぜひ合わせて参拝してくださいね。
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