文化のみち橦木館｜モダンな雰囲気で大正ロマンを感じるお屋敷

日常から少し離れて、ちょっと昔の日本に触れてみませんか？

かつて武家屋敷が立ち並んでいた地域にたたずむ『文化のみち橦木館（しゅもくかん）』。

名古屋市内にあった歴史的建造物は、太平洋戦争の名古屋空襲で当時の建物はなくなってしまいました。文化のみち橦木館はそんな中で残った貴重な建物です。

この記事では、文化のみち橦木館の見どころについて紹介します。ぜひお出かけの参考にしてくださいね。

INDEX

文化のみち橦木館って？

文化のみち橦木館は、陶磁器商として活躍した井元為三郎（いもとためさぶろう）が建てたお屋敷です。大正15年（1926年）頃に建てられたと言われています。

敷地内には、庭を囲むように平屋の和館・2階建ての洋館・茶室があり、その北側には二棟の蔵が建っています。

平成8年（1996年）に名古屋市指定有形文化財に、平成20年（2008年）に名古屋市の景観重要建造物に指定されました。

洋館の各所に配置されているステンドグラス。

洋館2階にあるステンドグラスには、クローバーやダイヤなどが取り入れられたデザインとなっています。

このほかにも、玄関や洗面所、和室への入り口の欄間、現在は喫茶になっている応接室にステンドグラスが入れられていますよ。

派手さはないですが、自然な感じで取り入れられており、おしゃれさを感じます。

庭を囲むように配置された1階の和室。

広い和室は、畳の香りがただよい、なつかしさを感じさせます。外に広がる庭の風景はその都度、季節を感じさせてくれることでしょう。

こちらは貸室としても利用できるので、イベントや展示などで使われることもあるようです。

日本庭園とその一角にある茶室。

緑豊かな日本庭園は、四季折々の風景で楽しませてくれます。

そして、緑に囲まれたこちらはの茶室は、京都から移築されたと言われています。障子に写る模様が大変おしゃれですよ。

文化のみち橦木館では今までに、ドラマ『モウソウ刑事！』『二つの祖国』、韓国映画『僕の妻のすべて』の撮影が行われました。

モウソウ刑事！は、名古屋栄を本拠地に活動しているSKE48が出演していたドラマです。

このドラマは、文化のみち二葉館がメイン舞台となっていました。すべての撮影が中部地方で行われており、橦木館もロケ地の1つとなっています。

メイン舞台文化のみち二葉館についても紹介していますのでぜひご覧ください。橦木館から徒歩3分くらいの場所にありますよ。

『二つの祖国』では、主演の小栗旬さんやムロツヨシさん、多部未華子さんがすき焼きを食べるシーンが撮影されました。

そして、『僕の妻のすべて』では、洋館の2階が主人公の下宿先となり、庭を見下ろすシーンなどが撮影されました。

作品を見てからロケ地である文化のみち橦木館を訪れてみるのも面白いかもしれませんね！

所在地	名古屋市東区橦木町2-18
TEL	052-939-2850
FAX	052-9392851
E-mail	shumokukan@oacis.ocn.ne.jp
開館時間	10:00～17:00（貸室は21:00まで）
休館日	月曜日（平日の場合は翌日の平日）・12/29～1/3
入館料	中学生以下：無料　一般/高校・大学：200円　市内在住の高齢者（65歳以上）：100円
駐車場	なし
アクセス	地下鉄桜通線「高岳駅」1番出口から徒歩10分なごや観光ルートバスメーグル「文化のみち二葉館」下車、徒歩3分名鉄瀬戸線「尼ケ坂駅」から徒歩12分
公式サイト	文化のみち橦木館